島原の清き銘水の里に麺づくりの技と心が育まれてきました。
人の心通う生きた麺は島原独自の技法により作り出された門外不出の逸品です。
水
島原半島は雲仙普賢岳(うんせんふげんだけ)の伏流水が多く流れ、水の都とも呼ばれるほど水に恵まれた土地です。
清冽な湧水群等、文化的遺産も数多く残されており、「名水百選」や「水の郷」にも選定された、豊かな自然に恵まれたところです。
塩
塩は小麦粉のグルテンを活性化させる効果があります。コシ・味のバランスを整えるために何度も試行錯誤しながら見つけた塩を使用しております。
小麦
島原手延べそうめんでは、小麦粉にグルテンを多く含む強力粉を使うので、さらに強いコシが生まれます。
南島原市は、長崎県の南部、島原半島の南東部に位置し、北部は島原市、西部は雲仙市と接しており、有明海をはさんで熊本県天草地域に面しています。
1000mを超える雲仙山麓から南へ広がる肥沃で豊かな地下水を含む大地を有し、魚介類豊富な有明海及び橘湾に広く面する海岸線を有しています。温暖な気候の元、ここに暮らす人々によって農業、林業、漁業が営まれ、中でも農業は多種多様な農畜産物が生産されており、県内有数の農業地帯です。
また、歴史的には1560年代にキリスト教がこの地に伝来し、キリシタン文化が繁栄した時代もあった一方、豊臣秀吉の伴天連追放令などによりキリシタン弾圧を受けた時代もあるなど、市内には日本におけるキリスト教の光と影を示す歴史遺産が数多く存在します。その中でも「島原・天草一揆」の終焉の地として有名な『原城跡』は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されました。
その他にも、南島原市を含めた島原半島地域は、世界遺産の地質版と言われている世界ジオパークネットワークに日本第1号で認定され、大地の鼓動、地球の歴史を感じることができる地域でもあります。
雲仙普賢岳を背に有明海を前にし温暖な気候・豊かな地下水・肥沃な土地に恵まれ、麓から湧き出る水はミネラルや炭酸ガスを含み、大自然がおいしい島原素麺を造り上げています。